忍者ブログ

Anaesthesia

We hid in deeper forests and fainted in the dark.

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【vol.40】东京时尚学校蚕茧大厦

《Casa BRUTUS》2014 年 10 月号


櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。
嵐の櫻井翔さんが、自ら日本全国の気になる建築まで足を運び、その魅力や驚き、感動を誌面でリポートします。
樱井翔的建筑学习之旅。
岚的樱井翔特意亲自前往日本全国感兴趣的建筑,通过杂志向大家传递建筑的魅力和它令人惊异与感动之处。



東京都新宿区
东京都新宿区


(背景)

今回訪れた場所 モード学園コクーンタワー
2008年竣工。丹下憲孝設計。地上50階、地下3階ファッション系の<東京モード学園>、IT・デジタルコンテンツ系の<HAL東京>、医療・福祉系の<首都医校>の3つの専門学校が入る総合校舎新宿駅より徒步3分、地下や地上2階が駅とつながる。※学校施設のため、一般見学不可。 ●東京都新宿区西新宿1-7-3 ☎03・3344・6000。
本次造访地点  东京时尚学校蚕茧大厦
2008 年竣工。设计者:丹下宪孝。该综合教学建筑包含专攻时尚的东京时尚学校、专攻 IT 数码内容的 HAL 专业学校和专攻医疗与福利的首都医校,共 3 所专业院校,有地上有 50 层外加地下 3 层,距新宿站步行 3 分钟,地下与地上一楼与地铁站相连。※由于是学校设施,因此不接受普通的参观。 ●东京都新宿区西新宿1-7-3 ☎03-3344-6000。


設計した人 丹下憲孝
たんげのりたか 1958年東京生まれ。81年ハーバード大学卒業、85年ハーバード大学学院建築学専門課程修了、丹下健三+都市・建築設計研究所に入所。2002年、父・丹下健三本人より、後任の責任者を任される。2003年、丹下都市建築設計設立。著書に『七十二時間、集中しなさい。—父・丹下健三から教わったこと』(講談社)がある。
设计者 丹下宪孝
Tange Noritaka 1958 年生于东京。1981 年毕业于哈佛大学,1985 年完成哈佛大学研究生院建筑系课程并加入丹下健三城市・建筑设计研究所。2002 年,由其父丹下健三本人任命为下一任负责人。2003 年,设立丹下都市建筑设计。出版书籍有《72 小时,请集中精神。—— 父亲丹下健三教会我的一件事》(讲谈社出版)。



(导语)
vol.40 大都会東京のランドマーク建築を訪ねる。(後編)
前編で丹下健三が手がけた<東京都本庁舎>を訪ねた櫻井さん。今回は息子の丹下憲孝さんが設計した、もうひとつの西新宿のシンボル<モード学園コクーンタワー>を訪ねます。2つのランドマーク建築には意外な共通点がありました。
第 40 期 探访东京的都市地标建筑。(下篇)
在上篇中,樱井拜访了丹下健三设计的东京都厅。而这次,将造访新西宿的另一座标志性建筑,东京时尚学校蚕茧大厦,由其子丹下宪孝先生设计。2 座地标建筑之间有着令人意外的共同点。



(主体)

建築家・丹下健三が設計した<東京都本庁舎>を見学した前編で、都市におけるランドマーク建築のあり方について考えた櫻井さん。後編で訪れたのは、同じく西新宿に建つ<モード学園コクーンタワー>だ。設計は、丹下健三の息子であり、現・丹下都市建築設計の代表を務める丹下憲孝さん。親子がそれぞれに手がけた都会のシンボルは、正反対と言っていいほどに佇まいが異なる。しかし、都市と建築の関係性においては、共通点が多いのだ。憲孝さんの案内のもと、さっそく日本一の高さを誇る学校建築を訪ねてみた。
通过上一期参观建筑是丹下健三设计的东京都厅,樱井开始思考都市地标建筑的存在方式。本期参观的,是同样建于西新宿的东京时尚学校蚕茧大厦。设计人是丹下宪孝先生,他是丹下健三的儿子,担任现丹下都市建筑设计的代表。父子两人各自设计的都会标志,氛围颇为不同,称之为完全相反也不为过。然而,在都市与建筑之间的关系方面,又有许多相通之处。让我们跟随宪孝先生的导览,马上去参观一下号称日本第一高的学校建筑吧。

コクーン=繭に込められた思い。
融入蚕茧结构的建筑构思。

「西新宿といえば……というくらい印象的な建築なのに、内部がどうなっているかなんて、想像したこともありませんでした」と櫻井さん。学生たちの課題やポスターが貼られた廊下をゆっくりと歩く。50階建ての<モード学園コクーンタワー>には、学校法人<モード学園>が運営する3つの専門学校が入っている。都心における理想的な学校建築とは何か?その問いに対する答えとして、200mを超える超高層ビルの校舎を構えた、実験的なプロジェクトなのだ。
“虽说这是提及西新宿就会想到的典型建筑,但是我没有想象过它的内部会是什么样子呢。”樱井沿着学生们张贴了课题与海报的走廊悠哉地前行。50 层的东京时尚学校蚕茧大厦中,有 3 所时尚学校运营的专业学校。东京市中心的理想学校建筑是什么呢?实验性质的项目构造出一座超过 200m 的超高层教学大厦,就是对此问题作出的回答。

「モード学園学長からの課題は“今まで見たことがないような建築”という、ワクワクするような難題でした」と笑いながら当時を振り返る憲孝さん。コンペには100社以上が参加し、そこで学長が「これだ!」と目を見開いたのが、憲孝さんの独創的なデザインだった。
宪孝先生忆及当时笑着说道:“时尚学校校长提出的任务是‘迄今未闻的建筑’,这是一个令人兴奋的难题。”设计竞标有 100 多家公司参与,其中让校长不禁睁大眼睛说“就是它了”的,便是宪孝先生的独创设计。

地上から中層部に向かって膨らみ、また上部にいくに従いすほんでいく、美しい曲線を描いたフォルム。外壁には構造体による菱形の模様と、ガラス窓に引いた意匠としての白線が重なり、複雑な網目となって建物全体を包んでいる。「コクーンとは、“繭”を意味します。これから世に羽ばたいていく学生たちからイメージを広げ、このフォルムにたどり着きました。」斬新なデザインは、単に驚きを狙ったものではなく、ここへ通う学生たちへの期待を形にしたものだったのだ。
建筑从地面向中层部分逐渐鼓起,再往上部则慢慢收缩,描绘出美丽的曲线形态。建筑物别出心裁,采用玻璃窗设计和菱形样式,其白线重叠形成复杂的网状,而外侧墙壁则以结构体将建筑物整体包裹起来。“蚕茧大厦的外观类似蚕茧。学生们即将步入社会一展宏图,为此起点,联想到这样的外观形态。”原来,令人耳目一新的设计并非仅仅为了制造冲击力,还将对于在此学习的学生们的期待具体化了。

ここで、櫻井さんから素朴な疑問が飛び出した。「やはりフロアごとに広さも異なるのですか?」。すると「もちろん。そこが重要なんです!」と憲孝さん。<モード学園コクーンタワー>は、フロアの広さだけでなく天井高も各階で微妙に異なる、極めて珍しい設計となっている。それは、経済性を考慮し、外装のカーテンウォールを均一にして斜めに組み立てたことで、差異が生じたため。“今までにない建築”という課題が生んださまざまな問題を、柔軟なアイデアで解決している点も、この建築の面白さなのだ。
此处,樱井提出了一个单纯的问题。“那么,随着层数不同,每层的面积也有变化吗?”宪孝先生说道:“当然。这是很重要的一点!”东京时尚学校蚕茧大厦,每层不仅面积不同,而且天花板的高度也存在细微差别,这种设计极其少见。出于经济考虑,也为了让外侧的幕墙以一致的倾斜角度组建起来,于是产生了这种差异。采用灵活的办法解决由“迄今未闻的建筑”的任务引发出的各式问题,这一点也是这座建筑有趣的地方。

超高層ビルに設けた、集いの場。
超高层大厦中设置的交流区。

続いて櫻井さんが見学したのは、36階のアトリウム空間。3フロア分が吹き抜けになった、学生たちの憩いの場だ。休み時間や放課後には、ここでさまざまな学科の学生が行き交い、自然と交流が生まれているという。「大学で教鞭を執っていた父は、教室と同様に、廊下や校庭など、学生が行き合う場所も重要だと考えていました。このアトリウムがあるからこそ、超高層ビルの学校にも生き生きとしたキャンパスライフが生まれているのです。」
接下来,樱井参观的是位于 36 层的开阔中庭。高达 3 层的楼梯井是学生的休闲区域。据说,在休息时段和放学之后,各科学生往来于此,可以自然地产生交流。“曾执教于大学的父亲认为,走廊和校园等地方与教室一样,这些学生往来的场所十分重要。正是由于配备了这个中庭,位于超高层大厦中的学校也有了充满活力的校园生活。”

そして、もうひとつ憲孝さんが学生へのメッセージとしてこだわったのが、建築の構造体を隠さずに見せること。教室の窓をダイナミックに横切る斜めの構造体に近づき、「間近に見るとより迫力がありますね!」と驚く櫻井さん。「それに、このクリエイションルームという教室は照明やテーブルのデザインも斬新。ここで勉強するってどんな感覚なんだろう……」。空間の放つパワーを肌で感じ取った様子の櫻井さん。ここでは建築が、学生たちのクリエイションを刺激する役割も担っているのだ。
此外,宪孝先生因想向学生传递的一个信息而十分在意的另一件事是,不隐藏建筑的结构体,而是让大家看到。樱井靠近横切教室窗户、颇有生气的倾斜结构体,惊讶道:“近距离看更有气势了呢!”“而且,在这间被称为创作室的教室中,照明灯具和桌子等物体的设计也很新颖。在这里学习,会是什么样的感觉呢……”樱井似乎感受到了建筑散发的力量。这是由于在这里,建筑物还有着激发学生创造力的作用。

親子で取り込んだ、都会の空の広げ方。
父子二人采纳的都市天空的延伸方式。

最後に憲孝さんが案内してくださったのは、50階の最上階スカイラウンジ。窓の向こうには新宿の高層ビル群が広がり、前編で訪れた<東京都本庁舎>の姿もある。「父は、第一本庁舎をツインタワーにすることで、建物の圧迫感を軽減し、さらに大都会に少しでも多くの空を残そうとしました。実は、このコクーンタワーもその点は同じ。上階をすぼめたのには、空を広げる意図もあったのです。」
宪孝先生最后带我们来到的,是位于最高层第 50 层的空中休息厅。窗户朝向新宿的高层大厦建筑群,还能看到上一期中造访的东京都厅的身影。“父亲通过将东京都厅设计成双子塔的形式,减少了建筑物带来的压迫感,从而使得大型都市尽可能多地为天空留出空间。实际上,蚕茧大厦在这一点上也是相同的。在缩窄上层部分的做法之中,包含着让天空伸展的意图。”

大小のビルがひしめき合う新宿副都心を眺めながら、憲孝さんは新たな建築を考える際、最も大切にしていることについて話してくれた。「建築の評価は主観的なもの。だからこそ、街ゆく人々に素通りされるような建築はつくりたくありません。好きであれ、嫌いであれ、人が思わず立ち止まるような建築を残したい」。最も恐れるのはリアクションがないこと。憲孝さんの言葉に深くうなずく櫻井さん。「無関心が一番怖い。それは僕らの活動にも通ずる点だと思います。」
宪孝先生一边眺望着汇聚在新宿副中心、大小各异的大厦,一边考虑着新建筑,这时他谈及了最看重的一点。“对建筑的评价是主观的。正因如此,我不想建造那种无法令行街上行人停下步伐的建筑。喜欢也好,讨厌也罢,我想留下一座令人不禁驻足的建筑。”最害怕的是没有反应。樱井对宪孝先生的话语深表赞同。“不感兴趣是最可怕的。我觉得在这一点上和我们的工作也是相通的。”

新宿の風景をつくる2つのランドマーク建築を巡った今回。目まぐるしく変わってゆく東京の街並みで、それでも人々の記憶に残り続ける丹下建築。そのパワーを直に感じた訪問だった。
此次参观了创造出新宿风景的 2 座地标建筑。即便是在瞬息万变的东京街头,丹下的建筑也能留在人们的记忆之中。通过这次采访,能够直接感受到这股力量。


(荐书)
櫻井さんの今月の課題図書 『Casa BRUTUS特別編集 丹下健三を知っていますか?』
巨匠・丹下健三が日本の建築界に残した功績を考える特別編集MOOK。生前の貴重なインタビューや告別式の独占取材記事も収録。丹下憲孝さんへのインタビューも掲載(マガジンハウス/1,428円)。
樱井本月的课题图书 《Casa BRUTUS 特刊:你了解丹下健三吗?》
特别版杂志书回顾了建筑大师丹下健三为日本建筑界留下的功绩。其中收录了生前宝贵的采访与葬礼时的独家专访。还刊登了对丹下宪孝先生的采访(Magazine House/1,428日元)。



(参观感想)
title:学校建築の新しい姿に出会いました。
外観からのイメージと、内部の雰囲気がここまで違うとは驚きました。印象的だったお話は、ここから育つ学生をイメージして繭の形が生まれたこと。クリエイションの刺激になるようにと、建物の構造をあえて見えるようにしていること。学びの場への思いがちりばめられていて感動しました。
実はデビュー当時、新宿西口をよく利用していたんです。なので、町並みはよく覚えているつもりでしたが、コクーンタワーの竣工は2008年と比較的最近なんですね。僕の記憶では、もっと以前からここにあるイメージでした。それだけ印象的な建物として、自分の記憶に根付いていたんだなと。今日はそのことに気づかせてもらいました。
标题:偶然遇到学校建筑的新形态。
从外观得来的印象与内部的氛围竟然如此不同,让我非常惊讶。令我印象深刻的话语是,基于对在这里学习的学生的印象,产生了蚕茧的形态。此外还有希望让建筑激发想象力,以及敢于让人见到建筑物构造等。在设计时针对学习场合的心意分散在各处,令我十分感动。

其实在出道时,我们经常路过新宿西口。因此,我觉得自己应该对这里的街道记得非常清楚,但是蚕茧大厦竣工是在 2008 年,相对还是最近的事情呢。在我的记忆中,蚕茧大厦似乎从更早的时候起就在这里了。如此印象深刻的建筑物,果然是深深刻在记忆中啊。今天让我意识到了这件事。


(简介)
さくらいしょう 1982年東京生まれ。人気グループ「嵐」のメンバー。映画、ドラマをはじめ、報道番組『NEWS ZERO』のキャスターなど幅広い分野で活躍。司会を務める情報バラエティー番組『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS)は毎週木曜22時から放送。11月からは全国5大ドームを巡る『ARASHI LIVE TOUR 2014』がスタートする。
樱井翔 1982 年生于东京。人气组合“岚”的成员。出演电影和电视,还担任新闻节目 NEWS ZERO 的主播,广泛活跃于多种场合。樱井主持的信息类综艺节目“樱井有吉危险夜会”(TBS)每周四晚 22 点播出。11 月起在日本全国 5 大巨蛋巡回演出的“ARASHI LIVE TOUR 2014”也将开始。

拍手[0回]

PR