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Anaesthesia

We hid in deeper forests and fainted in the dark.

【vol.44】东京都庭园美术馆新馆

《Casa BRUTUS》2015年02月号

櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。
嵐の櫻井翔さんが、自ら日本全国の気になる建築まで足を運び、その魅力や驚き、感動を誌面でリポートします。
樱井翔的建筑学习之旅
岚的樱井翔特意亲自前往日本全国感兴趣的建筑,通过杂志向大家传递建筑的魅力和它令人惊异与感动之处。

東京都港区
东京都港区

(背景)
今回訪れた場所 東京都庭園美術館・新館
1933年竣工。設計:久米設計。本館の背後に隣接して誕生した新館。1月17日~4月7日、本館・新館にて『幻想絶佳:アール・デコと古典主義』展を開催。●東京都港区白金台5-21-9 ☎03・3443・0201。10時~18時。第2・第4水曜休。
本次造访地点 东京都庭园美术馆新馆
1933年竣工。设计方:久米设计 。新馆紧邻主馆背后。1月17日至4月7日,主馆与新馆将举办《绝佳幻想:装饰派艺术与古典主义》展览。●东京都港区白金台5-21-9 ☎03-3443-0201。开馆时间:10点至18点。每月第2个和第4个周三休馆。

アドバイザー 杉本博司
すぎもとひろし 1948年東京生まれ。現代美術作家。74年よりNY在住。76年の《ジオラマ》《劇場》、80年の《海景》など写真による作品を発表。近年は伝統芸能や建築設計にも活動の場を広げ、2008年に建築設計事務所<新素材研究所>設立。
顾问 杉本博司
1948年生于东京。现代美术作家。1974年起侨居纽约。1976年发表《透视画馆》和《剧场》、1980年发布《海景》等摄影作品。近年,在传统艺术和建筑设计方面的活动也逐渐增多,2008年创立建筑设计事务所——新素材研究所。

(导语)
vol.44 ガラスの廊下が新旧をつなぐ、<東京都庭園美術館>の新館へ!(後編)
2014年11月にリニューアルオープンした<東京都庭園美術館>。麗しきアールデコの館の奥に誕生したのは、ホワイトキューブの展示室を備えたモダンな新館です。アドバイザーは杉本博司。新たなスペースが生む化学変化とは?
第44期 前往有着连接新馆与旧馆玻璃走廊的东京都庭院美术馆新馆!(后篇)
东京都庭院美术馆在经过翻新后,于2014年11月重新对外开放。诞生于美丽的装饰派艺术馆内的,是配有白色立方体展厅的新馆。杉本博司为我们导览。新建筑中产生了哪些化学变化吗?

(主体)
1933年に建てられたアールデコ様式の洋館<朝香宮邸>を一般に開放し、83年より美術館として歩み始めた<東京都庭園美術館>。昨年、3年に及ぶ大規模なリニューアルが完了し、敷地奥に新館が誕生した。「前編」で本館を訪れ、アールデコについて学んだ櫻井さん。「後編」では、新館で繰り広げられる美術館の新たな試みに触れる。「杉本博司さんが関わっているのも楽しみです!」と渡り廊下を進み、早速新館へ向かった。
朝香宫邸是一座装饰派艺术风格的西式建筑,建成于1933年,后来对公众开放,自1983年更名为东京都庭院美术馆并作为美术馆运营。去年,历时3年的大规模翻新工程结束,在美术馆的内部诞生了一座新馆。在上篇中,樱井造访主馆,学习了装饰派艺术。在下篇中,我们将接触新馆进行的全新尝试。“能请来杉本博司先生,我也非常期待!”樱井通过连接两座建筑的走廊,快速走向新馆。

新旧の架け橋となるガラスの廊下。
连接新旧两馆的玻璃走廊。

渡り廊下の先には、新館のアドバイザーを務めた現代美術家の杉本博司が最も力を入れたというアプローチがある。光あふれる空間に思わず足を止める櫻井さん。本館の入口でルネ・ラリックのガラスレリーフが出迎えてくれたように、新館はこの波打つガラス壁からスタートする。水中から見上げた水面のように、光を浴びてキラキラと輝くガラス。そのガラスを透過した光はゆらめく影をつくり、時間や天候で刻一刻と表情を変える。「こんなガラス、初めて見ました」と顔を近づけて注意深く観察する櫻井さん。表面にはポツポツと小さな点があり、それが絶妙なうねりをつくっている。「この小さな点は鉄玉を置いた跡なんです。感覚や大きさを調整しながら、試行錯誤を繰り返して完成しました」と学芸員の関昭郎さん。80年前のアールデコ建築から、生まれたての現代建築へ。タイムスリップするような感覚をこの通路が導いてくれる。「この先にどんな空間が広がっているのかワクワクしますね」と杉本の演出に感激した櫻井さん。続いて庭を歩き、新館のプロポーションを眺めた。「ラインがシャープでかっこいい!」。櫻井さんが言うとおり、水平垂直が際立つ新館だが、外壁は本館に似たクリーム色のパネルを張り、統一感を生んでいる。もともとこの場所には<朝香宮邸>の女中たちが暮らす宿舎があり、渡り廊下の奥に見える細い煙突も屋敷中のヒーターや台所のために建てられたものだという。歴史が刻まれた風景に、新館は主張しすぎることなく静かに溶け込んでいた。
走廊尽头的是大门前的通道,据说这是担任新馆顾问的现代美术家杉本博司倾注大量心血的作品。樱井不由自主地在光影变幻的空间前驻足。如同主馆入口处由赫奈・莱俪打造、迎接来客的玻璃浮雕一般,新馆从这块有着波浪起伏花纹的玻璃墙开始。玻璃沐浴着光线闪闪发光,仿佛从水中望向水面。透过玻璃的光线营造出摇曳的暗影,样态随着时间与天气每时每刻都在发生着变化。“这样的玻璃,还是第一次见到。”樱井凑近,小心翼翼地观察。玻璃表面布满小点,它们制造出水波绵延的效果。美术馆研究员关先生说:“这些小点是放置小铁球形成的痕迹。一边调整感觉和大小,一边反复试验、不断摸索才完成的。”从80年前的装饰派艺术建筑,到诞生不久的现代建筑。这条走廊使人产生一种穿越时空的错觉。“前面会是怎样的建筑呢,真让人兴奋啊!”樱井对杉本的到来表示感谢。接着,樱井穿过庭院,远远眺望到新馆的建筑比例。“线条利落,太帅了!”正如樱井所言,新馆呈水平垂直的状态矗立着,外侧墙壁贴着与主馆相近的米色护墙板,从此产生了统一协调的观感。据说,这里原本是朝香宫邸中女眷生活的宿舍,在连接两座建筑的走廊内可以看到细瘦的烟囱,也是为了房屋中的加热器和厨房而建造的。在镌刻着历史记忆的风景之中,新馆的主张丝不显张扬,而是静静地融入其中。

互いを引き立て合う本館と新館。
相得益彰的主馆与新馆。

撮影時はリニューアルオープンの直前。まっさらな展示室を前にした櫻井さんから、「最初の展示はどんな内容ですか?」と質問が出た。「新館での最初の展示は現代美術家の内藤礼さんを招いた展覧会です。その後は、古典主義のアールデコの作家を紹介しつつ、<東京都庭園美術館>の原点を探る展覧会を開催します」と関さん。『幻想絶佳』と題された新年からの展覧会では、本館・新館の両館を使い、アールデコ誕生の経緯や、その魅力がひもとかれる。新館のホワイトキューブの展示室で、アールデコの特徴はよりくっきりと浮かび上がるだろう。
拍照时正是美术馆经过翻新准备重新对外开放的前夕。樱井站在全新的展览厅前,问道:“第一场展览室什么内容呢?”关先生回答:“新馆的首场展览是邀请到现代美术家内藤礼先生的展览会。随后会介绍古典主义的装饰派艺术家,开展寻找东京都庭园美术馆起点的展览。”在题为《绝佳幻想》、于新年起举办的展览会中,将使用新旧两馆,解开装饰派艺术诞生缘由及其魅力所在的谜团。新馆的白色立方体展厅中,装饰派艺术的特征将更加清晰明了地展现在参观者眼前。

「アートとは本来、生活空間のためにあるものだと思うのです」。見学の最後に関さんはこう話してくれた。新館のようなホワイトキューブの展示室が主流となったのは、1929年に開館したニューヨーク近代美術館がきっかけと言われている。溯れば芸術品は、宮殿や教会、日本ならば神社仏閣や屋敷に置かれることが主であった。<朝香宮邸>の空間を生かした本館は、そんなかつての芸術鑑賞が体験できる貴重な場所。新館の役目は、現代アートへのアプローチを広げること、そして本館の個性を引き立てることにある。対照的な2つの空間は、芸術鑑賞の豊かな幅を教えてくれるのだ。
“我认为,艺术原本就是为了生活空间而存在的事物。”参观结束时,关先生这样对我们说道。据说,如同新馆内的白色立方体展厅那般的展览室成为主流,其契机是1929年开馆的纽约现代美术馆。若是追溯起来,将艺术品放置在宫殿和教堂是过去采用的主要方式。换作在日本,就是神社寺院与宅邸了。主馆灵活利用了朝香宫邸的建筑空间,是一处得以亲自体验昔日艺术品鉴赏的场所,难能可贵。新馆的作用在于,推开通往现代艺术的大门,并与主馆的独特个性相得益彰。对照鲜明的两处建筑,教会了我们艺术鉴赏的广度。

(荐书)
櫻井さんの今月の課題図書 『庭園美術館へようこそ 旧朝香宮邸をめぐる6つの物語』
朝吹真理子、福田里香、小林エリカ、ほしよりこ、阿部海太郎など、6名のクリエイターが、美術館にまつわるテキストを寄せるアンソロジー。リニューアルに合わせて刊行(河出書房新社/1,800円)。
樱井本月的课题图书 《欢迎来到庭园美术馆 关于原朝香宫邸的6则故事》
这本文集是朝吹真理子、福田里香、小林Erica、Hoshiyoriko和阿部海太郎等6位作者围绕美术馆写成的文本。借翻新之际出版(河出书房新社/1,800日元)。

(参观感想)
titile:ガラスのアプローチにワクワクしました!
アールデコの本館を抜けた先にあるガラス張りの新館。趣ががらっと変わって刺激的でした。印象的だったのはやはり、杉本博司さんが考えたという波打つガラスの廊下。あんなガラス、見たことないですよね!築80年余りの洋館から、生まれたての現代建築へ。そのワクワクした気持ちをあのアプローチが高めてくれるように思いました。学芸員の関さんは「もともとアートは生活空間に置かれるためにある」とおっしゃっていましたが、その考えを体感できるのが本館だとしたら、新館ではよりアートに集中できるのかも。本館と新館でアートの見え方がどう変わるのかも興味があります。次回は展示会中に来てみたいです!
标题:玻璃制作的通道令人兴奋不已!
离开装饰派艺术的主馆,前方是贴满玻璃的新馆。风格骤变,感觉很刺激。印象深刻的果然还是由杉本博司先生构思的波浪花纹玻璃走廊。那样的玻璃,没见过吧!从建成80余年的西式美术馆,到刚刚诞生的现代建筑。我觉得那份既紧张又兴奋的情绪因这条过道而更加高涨了。美术馆研究员关先生说“艺术原本就是为了放置在生活空间内”,如果说能够亲身体会到这种想法的地方是主馆的话,那么,新馆也许是艺术更加集中的地方。在主馆和新馆,对于艺术的看法是否会发生变化呢,我对这一点也很感兴趣。下次想来看看展览!

(简介)
さくらいしょう 1982年東京生まれ。人気グループ「嵐」のメンバー。映画、ドラマをはじめ、報道番組『NEWS ZERO』でキャスターを務めるなど幅広く活躍。司会を務める情報バラエティー番組『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS)は毎週木曜22時から好評放送中。
樱井翔 1982年生于东京。人气组合“岚”的成员。从电影电视到担任新闻节目《 NEWS ZERO 》的主播,广泛活跃于多种场合。在信息类综艺节目“樱井有吉的危险夜会”(TBS)中担任主持,每周四晚22点起播出。

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